takegrigriの今昔物語

団塊世代のじじぃが昭和時代から見てきたことを書いています

花粉症の話~続き~

前に書いたように僕は45年前から花粉症です。
僕の花粉症は毎年3月の終わりごろから梅雨の初めぐらいまで続きます。病院でアレルギー検査をしてもらったところスギ、ヒノキに反応しているとのことでした。そのため人より期間が長いのではないかと思っています。
現在もまだ鼻がむずむずして鼻水も少し出ている状態です。ただ、ここ4、5年ぐらいは症状が軽くなってきているように思います。歳をとってアレルギー反応に鈍感になってきているのかもしれません。ティッシュの消費量が断然減ってきています。

前の「45年前から花粉症」に書きましたが、1970年代前半では僕は「花粉症」と言う言葉は知りませんでしたが、「アレルギー」でくしゃみや鼻水が出ることを知っていたのは中学生(1961年~1963年)の時か、高校生(1964年~1966年)の時に観たテレビ番組が理由です。

「レッド・スケルトン劇場」か「奥様は魔女」のどちらのテレビ番組だったかはっきりしないのですが、いつも鼻にハンカチをあてていて、くしゃみをするたびに「私、アレルギーなの」と言うおばあさんがときどき登場していました。当時の僕は、アレルギーというのはくしゃみがでる病気なのか、風邪でもないのにくしゃみが出るなんて変な病気だな、アメリカには変わった病気があるんだなぁなどと思っていました。
その後自分がそうなるなんて当時は夢にも思いませんでした。
1964年に日本ではスギ花粉症の論文が書かれたということでしたが、アメリカでは1960年代前半で、アレルギー症状の人がテレビに出ても一般に理解される状況になっていたのですね。アレルギーは文明病なのでしょうか。

このおばあさんが登場したのは「レッド・スケルトン劇場」の方だったと思っていますが、ひょっとすると「奥様は魔女」だったかもしれません。
「レッド・スケルトン劇場」の主役レッド・スケルトンはアメリカの有名な喜劇役者(男性)です。大きなえくぼがあり愛嬌のある顔をしていました。この「レッド・スケルトン劇場」はアメリカンジョークがいっぱい出てくるのですが、僕が日本人であるためか、それともまだ幼かったためか分かりませんが、理解できない笑いが結構ありました。
たとえば、レッドスケルトンが「伏せろ! 鷲の大群だ!」と突然叫ぶのですが、僕はどこが可笑しいのか分からず、ただ、レッド・スケルトンが他の出演者に伏せるようにさせる姿が少し笑える程度でした。しかし、番組の中では観客の大きな笑い声が入っていました。
アメリカンジョークを翻訳される翻訳者は苦労されているんだろうなと、今でも思っています。

このアレルギーのおばあさんが何のアレルギーの設定だったのか気になるところです。スギ花粉症とは考えにくいですね。
この当時のアメリカは製造業の活況がピークに達していた時代だったので、大気汚染などの公害に関連したものであったかもしれないと思っています。